兄の船(宝船)


あの震災以降、兄から吉報が届いた。「三艘ある船の内、主力の船が「出島」まで流され、無事見つかった!」と言うことだった。 今回の津波で大方の漁民の船は波にのまれ、岩や岸壁に叩き付けられ大破した。そんな中、兄の船はほぼ無傷で見つかった。 奇跡だ!!津波に船がさらわれる様を目撃した方によると、太いアンカーロープ、3~4本で繋がれているそのロープを”ブツン”、”ブツン”と大きな音を発てて切れていくのだそうだ。ロープの太さを見ている私には信じられない思いだ。
そして、運良く沖に流された船は、波が引くと同時に陸地に置き去りにさ、助かるのだそうだ。問題は置き去りにされた船を海に戻すには大型のサルベージ船が必要だった。このサルベージ船の予約に長い時間を要し本日至った。兄にとってこの船は揺り篭であり、正に「宝船」だ!、喜びも一入であったであろう。

 

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